印刷に関する豆知識を書いているブログです

家庭用プリンターが普及したわけ

【 投稿日時:2018-04-12 14:53 】

この10年で家用のプリンターの普及率は大幅にアップしました。プリンターを持っている家が増えだした理由としては、携帯電話で簡単に写真が撮れるようになったことや、フィルムカメラからデジタルカメラへ変わったことがあげられます。

写真のデータがデジタルなので、写真屋さんに行かなくても家にプリンターがあると簡単に直ぐに印刷できることから、プリンターの普及率が上がったんですね。

最近のプリンターは複合プリンターと呼ばれるもので、データを印刷するだけの機能だけではなく、写真や印刷物などのデータをコピー印刷したり、写真や印刷物をスキャンしデータ化するなどの機能があります。

パソコンも普及したので、インターネットで見つけた画像を印刷してポスターにすることもできます。ほんと家にプリンターがあるのって便利ですよね。

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解像度について

【 投稿日時:2017-06-28 13:39:53 】

印刷にあまり詳しくない方の中には、インターネットで使用している画像をそのまま使っても、綺麗に印刷できると考えている方が少なくありません。しかし、PCやタブレット、スマホなどで美しく表示される画像でも、印刷では綺麗に出ることはありません。これは画像の解像度が低すぎるためです。

画像解像度とは画素の密度を表す数値になります。画素の密度が濃いほどに、画像は美しく鮮明になるわけです。単位はdpiで表現されます。先掘ぢ尾のインターネットで使用されている画像を例にとってみましょう。ネットに使用される画像の解像度は72dpiが通常です。それに対して、一般的にフルカラー印刷に必要な画像解像度は350dpiです。解像度72dpiと、解像度350dpiで、大きさは同じポストカード大だとすると、ハガキ印刷をした時にどちらが美しい印刷をされるかは想像できるかと思います。WEBサイトをそのまま印刷しても、いまいちチラシのように美しい仕上がりにならなかったりするのはこの解像度は理由になります。ネット上で表示する画像は、データ量を軽くするために解像度を下げているので、印刷向きではありません。

ちなみに、同じ印刷向け画像でもフルカラー印刷は350dpi以上が基本なのに対し、モノクロ印刷では600~1200dpiと、フルカラー印刷よりも解像度が高めに設定されることがほとんどです。これは、グレー部分やモノクロ2諧調化した時に色の薄い部分の網点処理が飛びやすくなるためです。フルカラー印刷よりも1色で表現する方が、より精細な表現が必要になります。

画像解像度は、ただ高くすれば美しい画像にできるわけではありません。72dpiの画像を350dpiに変更しても、解像度が高くなるだけで画像に元々含まれていた画素が増えるわけではありません。印刷物において、解像度は大は小を兼ねますが、小から大に変更することはできないのです。

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プリンターの特殊なクリーニング方法について

【 投稿日時:2015-09-16 10:38:19 】

家庭用プリンターを使っていて、インクがぼやけたり、かすれたりして上手く印刷できないとき、とりあえずクリーニングを行いますよね。取扱説明書にも書いていますし、オペレーターなどに聞いても、最初にクリーニングするように勧められるはずです。現に、大抵の印刷トラブルはクリーニングすることで治すことができます。

しかし、まれに何度クリーニングしても、印刷トラブルが治らないことがあります。そこで、そんな時には特殊なクリーニングで治すことができたりします。特殊なクリーニングとは、プリンターに直接コマンドを打ち込むことによって行うことのできる、業務用のクリーニングになります。修理に出したメーカーなどでも、よく使われているクリーニング方法なんだそうです。

行い方は、プリンターで特定のコマンドを入力して、コマンドプロンプトを開いて、クリーニング用のコマンドを入力するだけ。そうすると、特殊なクリーニングがプリンターで開始されます。ちなみに、このコマンドは取扱説明書には決して書かれていません。オペレーターなどに聞いても、答えてくれるかどうかはわかりません。

ただ一つ言えるのは、古い機種だと、こうしたクリーニング方法を教えてくれる可能性があるということです。古い機種の修理は、メーカーにとってもうまみがありませんので、特別に教えてくれることがあったりします。プリンターがどうしても治らないという時には、だめもとで聞いてみるのもいいかもしれませんね。

ただし、このクリーニング方法を使ったからといって、必ずしもプリンターが治るわけではありません。故障の原因は様々あるので、まずはオペレーターの指示に従って、修理を試してみるのがいいと思います。

印刷とインクについて

【 投稿日時:2015-04-30 10:27:47 】

印刷に使われるインキの種類っていくつあるのか、皆さんはご存知ですか?

“三原色”という言葉がありますから、3つなんじゃないのと思う方が多いかもしれません。確かに、光に三原色があるように、色にも三原色があります。

シアン(青)、マゼンダ(赤)、イエロー(黄)と呼ばれる三つの色を混ぜることによって、黒を含めた幅広い色を表現することができます。

しかし、家庭用プリンタをお使いの方はお気づきでしょう。実際には、印刷ではこの色の三原色の他に、「ブラック」という特殊なインクを使います。

さっき、三原色を混ぜたら黒を作れるっていったじゃない!と思われるかもしませんが、実は、三原色を混ぜても完全な黒を作る事はできないんです。その為、基本的には、BCMYの4つのインクを混ぜ合わせて、色を表現していきます。

また、光の色と違って、インクの色には特殊なものが存在しています。例えば、ゴールド。ゴールドはBCMYの4つの色を混ぜ合わせたとしても、作り上げることはできません。

その為、やはりゴールドという特色インクを使用していくことになるんですね。

このように、印刷では、実は多くのインクが使用されています!

紙の種類

【 投稿日時:2014-03-08 20:12:00 】

印刷物を作るときに悩むのが「紙の種類」ってこと多くないですか? イメージではこんな風にと思ってもあまりにも種類がありすぎてどれが自分のイメージ通りなのかわかりませんよね。

大まかにですが、分類の説明をしたいと思います。「塗工紙」・「非塗工紙」・「特殊紙」となっています。この言葉だけではなんの事かさっぱりわからないのが普通だと思います。

「塗工紙」は、パンフレット・カタログ・雑誌のページ・DMなどに使われている事が多いです。

「非塗工紙」は、塗工紙と使用用途は似ているんですが、メモ用紙・原稿用紙・チケット類などの方に使用されているんです。

「特殊紙」は、封筒・書籍類の表紙・会員証・コンピュータ伝票などに使われています。

しかも、この三種類はおおまかな分け方でわけただけで、ここからさらに細分化されて用紙と用途があるのです。

自分ではわからない時は、印刷を依頼する会社だったりイメージを伝えてオススメの用紙を選んでいく方が楽だとは思いますね。

画素数とは

【 投稿日時:2014-03-05 11:25 】

デジタルカメラで撮影した写真を家庭用プリンターで印刷する場合に普通の写真専用紙で印刷すると綺麗に印刷できたのにちょっと拡大すると画質が悪くなって洗い画像がでてくることがあります。

デジタルカメラとプリンターを両方取り扱っているメーカーもあり、デジタルカメラの撮影した美しい画像をプリンターで印刷するためには、プリンターの処理能力も高くなければなりません。

当然、デジタルカメラは写真を撮影して、デジカメのモニターに美しい画像が出ているのですが、その美しい画像を処理して印刷するプリンターが4色インクではその美しい画像を印画することはできないので、写真専用の印画ができるプリンターを購入する必要があります。

また、デジタルカメラも印画する用紙がA4である場合などは400万画素数ほどなければ美しい写真が印画されることはないので、デジタルカメラとプリンターは印画することを考えて対応している物を購入しなければなりません。

印刷の原理について

【 投稿日時:2014-02-26 22:00 】

印刷と言うものには一般的版と言うものが必要になります。版は原版であり、これは刷版と呼ばれる物を制作する事になるわけです。また、この刷版にインキをつけ、それを紙に転写すると言うのが印刷における原理です。

しかしながら、印刷と言ってもその手法は様々です。刷版の形状で分類すると、平版、凸版、凹版、孔版などの種類が有ります。平版と言うのは、平らな版にインキをつけ、紙に転写を行う手法で、凸版は版の印字面が凸になっており、この凸部分にインキをつけ紙に転写を行う手法です。

一方、凹版と言うのは凸版の逆で、印字されている部分がへこんでおり、そこにインキを充填させ、紙に印字を行うと言う手法になります。

また、版を使わない手法として存在している方法に、オンデマンド印刷と呼ばれる手法があります。この方法は、パソコンでページレイアウトを作成し、専用の機械を使って印字を行うと言う方法です。これはパソコンと専用のプリンタでもある印刷機を使った手法であり、版を制作しないことからもコストを抑えることが出来ると言ったメリットが有ります。

印刷の歴史について

【 投稿日時:2014-02-19 16:13 】

最近の印刷はデジタル化されたこともあり、一昔前とは随分と変わったと思います。たとえば、ちらしを作成したり、年賀状を作ったりする場合でも、自分のパソコンで元を作ったり、フォームに従ってプラウザ上で作成したりすれば、あっという間に美しい印刷で仕上げてくれます。仕事でもよく利用させてもらっているのですが、スピードは格段に早くなりながら、それでいて価格は非常に安くなっているのですから、利用者にとっては良いことばかりです。本当に助かっています。

そもそも印刷の歴史を紐解くと、有名なドイツのグーテンベルクが15世紀に活版印刷を発明したのが最初でした。これによりルネサンスや啓蒙運動にも多大な影響を与え、結果的に世界を変えたと言っても過言ではありません。それから月日は流れ、アナログからデジタル化された今日、グーテンベルクに勝るとも劣らない革命が起きていると言っても良いのではないでしょうか。家庭用のプリンターでも良いのですが、色合いや紙質、そして手間暇を考えると、ある程度の枚数以上になった場合は、パソコンで元を作り、プロに印刷してもらうという共同作業がベストだと思っています。

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